ゆうちゃんは 4さい。
もうすぐ クリスマスだとおもうと、 うれしくて うれしくて たまりません。
こんどの クリスマスには どうしても かなえてもらいたいことが あるからです。
それは ほっきょくにいる サンタさんに あうことです。

サンタさんは せかいじゅうの こどもたちに
おくる プレゼントを つくるので、 おおいそがし!
「でも、ゆみこの おねがいも きいてほしいな!」
ゆうちゃんは おもっていました。

ゆうちゃんは サンタさんに てがみを かいてみることにしました。 コロと、花子と、太郎が ちえを かしてくれました

。 **サンタクロースさま どうしても サンタさんの
おうちに いってみたいのです。
これが ゆみこの クリスマスの たったひとつの おねがいです。
よろしくね。 ゆうこより

ニコニコえがおの サンタさんが ゆうちゃんと
おおぜいのともだちの ところに やってきました。
みんなが ゆうちゃんを うらやましがっています。
だって サンタさんと いっしょに ほっきょくに いけるんだもの!

「やあ、こんにちは。 きみのくるのを こびとさんたちも おまちかねだよ。
ゆうちゃんも そりを うんてんしてみるかい?」
「もちろん やってみたいな」
ゆうちゃんは うれしそうに こたえて、そりに のりこみました。

「いってきまーす!」と てをふる
ゆうちゃん コロと、花子と、太郎の すがたも みえます。
ゆうちゃんの ねがいごとが ほんとうに なったので
まちじゅうのひとが よろこんでくれています。
みんなの みまもるなか、 サンタさん、トナカイ、ゆうちゃんは
ほっきょくめざして とびたちました。

つめたいかぜが ほほに ふきつけます。
でも そりにのった ゆうちゃんは ほんわかした いいきぶん。
トナカイが くものうえを とぶように かけると リンリンリン
すずのねが たからかに ひびきわたります。

そりは あっというまに サンタさんの おうちに とうちゃくしました。
ほっきょくへ ようこそ!」
サンタさんが おおきなこえで いいました。

「ことしも せかいじゅうに たくさんのいいこが いるから
いそいで おもちゃを よういしなくちゃ」
サンタさんが しごとばのドアを あけると……、
まあ、なんて おもしろそうな ところなんでしょう!

こびとさんたちが うたをうたいながら、
かなづちで トントンうったり、のりをつけたり、
ペンキを ぬったりして おもちゃを つくっています。

「こんにちは、ゆうちゃん。 ぼくらのしごとばへ ようこそ」
こびとさんは うたいながら いいました。
もくばのしっぽを つけるのが ゆうちゃんのしごとです。
「こびとさんたちが おもちゃの しあげをしているのよ。


ゆうちゃんも おてつだい してもらえるかしら」と サンタさんのおくさん。
「はい! よろこんで おてつだいします」
ゆうちゃんが こたえると 「じゃ、すぐ たのむよ」
サンタさんが しごとばに つれていって くれました。
サンタさんの おくさんが こびとさんに
てつだってもらって クッキーをやいているとき、
ゆうちゃんの てがみが とどきました。

サンタさんは こどもたちの めいぼを しらべて、
わらいながら いいました。
「ほ、ほう、ゆうちゃんは ことしも とてもいいこ だったな。
クリスマスのまえのひに 大阪まで とんでいって
あのこを ここへ しょうたいして てつだってもらうことに しよう」


それから なんじかんか、みんなの おてつだいを しました。
「おてつだいって たのしいな」と ゆうちゃんは おもいました。
できあがった クリスマスの プレゼントは ひとつずつ
かみに つつまれていきます。
ゆうちゃんも こびとさんたちも つかれて ヘトヘト。

でも、せかいじゅうの こどもたちが プレゼントを まっています!
ゆうちゃんは つぎに プレゼントを わけるのを てつだいました。 おにんぎょう、ボール、じてんしゃ、 さんりんしゃに、ぬいぐるみ……
いろいろなものが あります。 「あれ、これは……」
“ゆうちゃん”という なまえいりの ほんを みつけて
ゆうちゃんも にっこり。 「おともだちにも なにか
すてきなプレゼントを とっておくと いいよ」


サンタさんは ゆうちゃんに いいました。
「ほ、ほう。もうクリスマスイブだよ。 ゆうちゃん、
プレゼントを くばるのを てつだってくれるかい?」
「はい、もちろん!」 いよいよ あしたは クリスマス。
こびとさんたちは おおいそがしで トナカイを あつめ、
サンタさんの そりも よういしました。

ことしは とくべつな ところへ いくことは トナカイたちも しっています。
サンタさんが そりに のりこみ トナカイが とびたった
しゅんかんには もう サンタさんのすがたは みえなくなっていました。
サンタさんや ゆうちゃんを のせたそりは とおいくにへ とびたちました。

みんなで つくったプレゼントを せかいじゅうの こどもたちが まっています。 ゆうちゃんは すごくしあわせな きもちになりました。
「サンタさんは まいとし こんなきもちなの?
きょうの できごとは ぜったい わすれません!
クリスマスの ねがいを かなえてくれて
ほんとうに ありがとうございました」